2024年12月20日
EMG JAPAN(KA) TROY Industries SOCC 10.5" AEG-Black
皆さんこんにちは!
年の瀬も押し迫ってきましたが
いかがお過ごしですか?
お風邪など十分お気をつけて年末乗り切ってくださいませ。
さて今回はガンレビュー、久々の長物編!
EMG JAPAN(KA)
TROY Industries SOCC 10.5" AEG-Black
のご紹介です。

EMG JAPAN(KA)とは…!?
トイガン関係の卸で有名な老舗、有限会社桑田商会と、
台湾のV productionが業務提携を結んで
2024年に誕生した国内向けニュー・ブランドです。

EMG(Evike Manufacturing Group)の名前は皆さん
ご存じかと思いますが、各種トイガンの公式ライセンス等を
持つワールドワイドな販売会社で、欧米、アジア問わず
様々なエアソフトガンメーカーとタッグを組んで
多くの製品をリリースしてきたブランド。
EMG JAPAN(KA)はそのEMG名義の元、
台湾の有名エアソフトガンメーカー
KING ARMSの優れた製品を日本国内用にリセッティングして
桑田商会がお届けするプロダクツです。
EMG JAPAN(KA)公式ホームページはこちら
https://www.emgjapan-ka.com/
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介の
TROY Industries SOCCは実銃カスタムメーカー
「TROY Industries」の公式ライセンスの元製作された
ハイスタンダードカスタムAR電動ガンとなります。
EMG JAPAN(KA)ブランドの記念すべき第1弾という事で、
TROY Industries SOCCはカラーやバレル長の異なる
バリエーションが一挙6種登場。

カラーはM-LOKハンドガード、グリップ、ストックが
ブラックとDark Earthの2種、
バレル長は各カラー毎に7.6、10.5、15インチがあります。
スラリとスマートな15インチ、汎用性の高い10.5インチ、
サバゲーで取り回し抜群の7.6インチと
よりどりみどりですね~
今回はその中からオーソドックスで王道な
SOCC 10.5" AEG-Blackをお借りできましたので
早速レビューしてみたいと思います!!

製品詳細ページはこちら
https://www.emgjapan-ka.com/troy-socc-10-5-bk
精悍なマットブラックを纏った外観。

EMG JAPAN(KA)公式ページより転載
メーカー希望小売価格 56,800(税込)
スペックは以下の通り
●全長:719 - 783mm (ストック調整可能)
●重量:2560g
●インナーバレル:約275mm
●装弾数:250発(付属スプリング給弾マガジン)
●動力源:7.4v LiPoバッテリー推奨
(ショートスティックタイプ推奨・Tコネクター・後方配線)
●参考初速:80-89 m/s (0.20g使用・適正ホップ時)
●参考サイクル:15.0rps (7.4v仕様)
※使用するバッテリー性能によって異なります
●メカボックス:Ver.2 (8mmベアリング・CNC高強度ギア)
●電子トリガー/MOSFET:ASTER SE
●フルスチールラックギアピストン
●クイックチェンジスプリングガイド
●モーター:ネオジムハイトルク (ロングタイプ)
●マズル:14mm逆ネジ (CCW)
●発射モード:セミ / フルオート / セーフティ
※GATE ASTER SEによるモード変更可
●ホップアップ:可変ドラム式
モデル名の「SOCC」とは、
Special Operations Compatible Carbineの略で
TROYの特殊作戦対応カービン開発プロジェクトから派生した
タクティカルカービンです。
まず目につくのがTROYの刻印も誇らしげなハンドガード。
こちらはSOCC Battle Rail M-LOKを再現したもの。
たくさん開けられた放熱ホールからは精密に再現された
ガスブロックやカスチューブも見えます。

レシーバーから続くTOPレイルの刻印や
レシーバー取り付け部付近の
複雑な面取りシェイプもクールです。


TROYタイプ Medievalフラッシュハイダー
くの字型のスリットとスパイク形状の先端が
ユニークです。

ハイダー取り付け部は標準的なM14逆ネジ仕様。
サプレッサーやトレーサーなど各種マズルデバイスにも対応。

製品にはTROY Battle Sight タイプの
フォールディングサイトが付属。

フロントは専用工具で上下、
リアはダイアルで左右調整が可能。

リアサイトのホールは大小のプレート切り替え式。
サイトピクチャーはこのとおり。
アイアンサイトでもある程度精密な射撃が可能です。

アウターバレル、ハンドガード、レシーバーは
アルミ製で剛性もバッチリ!
ガッチリ構えてもぜんぜんヨレ、軋みがありません。
2,5kgの重量も重すぎず、軽すぎずで
10,5インチバレルと相まって取り回しも良さそう!
レシーバーにもTROY刻印。
デザインはオーソドックスなM4タイプとなります。


このモデル特徴の一つがグリップ。
形状こそ普通ですが、表面に施された独特な
テクスチャーでホールド時の食いつき度が格段にUP。

ストックはアームブレイスタイプ。
いわゆる実銃で米国ATFの長物規制を回避するために、
ストックではなく腕の固定具と言い張るためのパーツですが、
実質ストックですね(笑)
このアームブレイスタイプはパッド部分が縦長で、
ちゃんとラバーもついておりかなりホールド感良好。
腕に巻き付ける(建前の)バンド付き。
QDスイベルホールもあります。

通常のストック同様 段階付きで長さ調節可能。
市販の他のストックに交換もできます。

バッテリーはストックパイプ内に収納。
Tコネクター仕様でバッテリーは7.4v Lipoバッテリー対応。
配線を収めるスペースを考慮して
ショートスティックタイプ推奨との事です。

マガジンはスプリング給弾式ながらなんと250発の
キャパシティーを誇ります。
その他市販のスタンダードM4系マガジンも
使用可能。

レシーバーTOPレイルとM-LOKハンドガードにより
拡張性もバッチリ。
ドットサイト、フォアグリップを搭載してみました。
かっこよさマシマシ!

さていよいよ撃ってみましょう!
ますは初速。
マルイパーフェクトヒット0.2g使用で適正ホップ時
最低89.43 最高91.20 ±1.77
10発平均 90.32mps 約0.82ジュールと、スペック表記とほぼ同じ。
バラツキも少なく安定度高いです。

連射レートは981rpm 秒間約16発
※満充電 7.4v 1200mAh 25~50C SFA Lipoバッテリー使用時
フルオートも早すぎず遅すぎず、メカボのギアノイズもなく
安定感あり。
サバゲーでも使いやすいサイクルですね!
そしてこのSOCC AEGシリーズの真骨頂ともいえる
標準で電子トリガーシステム
「GATE ASTER SE」が搭載のハイスペック仕様。
現在では電動ガンの標準装備ともいえる電子トリガーですが、
このASTER SEは下記の様々な設定が出来る
多機能が特徴。
・プリコックON/OFF設定(オートorマニュアル)
・発射モード変更設定
・バッテリー保護回路設定
・アクティブブレーキ設定
出荷時はプリコックOFF
残弾ゼロ確認状態でセレクターをセミに入れ
1回トリガーを引き、2秒以内にフル→もう一度セミの
順に動かすと、モーターが2回振動して
「プリコック AUTO」モードになります。
セレクターをセミに入れ
1回トリガーを引き、2秒以内にフル→もう一度セミ
さらにもう一度フルの順に動かすと、モーターが3回振動して
「プリコック マニュアル」モードになります。
プリコックマニュアルモードは各個体に合わせて個別に
工場出荷時に最適化設定されているとの事。
プリコック設定後数発撃つとピストン後退位置で
停止してプリコックからの発射サイクルになります。
EMG JAPAN プリコック公式説明動画
プリコックでの使用前提にセッティングしてるので、
ノンプリコック状態だとバネ鳴り等が若干あるとの事。
ぜひ撃つ時は毎回プリコックにしてハイレスポンスを堪能してください!
実際にプリコック無し/ありで撃ち比べてみると、
プリコックONの方が、モーターが「ウィッ!」と動くタイムラグが
体感でも短くなり、スパスパ軽快に撃てますね!

遊び終わって保管時は、スプリングのヘタり防止で
必ずプリコック解除をします。
セレクターセミ→トリガ1回引く→素早くセレクターオートにセット
=モーター1回振動でプリコック解除となります。
今回のレビューでは主に7.4V 1200mAh 20~50C Lipoバッテリーを
使用しましたが、ASTER SEには
・過電圧保護
・過電流保護
・オーバーロード負荷制限など
各種保護回路が設定されているので、
試したところ7.4V 1500mAh 85~150Cの
高Cレートバッテリーを使っても正常作動。

ユーザーが高Cレートバッテリーを使用しても壊れないように
プリコックも最大値を高レートバッテリーに合わせてあるとの事です。
トリガーも適度に重く、クリック感こそないものの
シア式のようにグッとファーストステージを
引き絞ってから最後のひと引きで発射という感じなので
競技系で正確に撃ちたい時も発砲タイミングを取りやすいです。
発射タイミングがとりやすくプリコックによる
ロックタイム(トリガー引いてから発射までのタイムラグ)が
短いので命中精度も一級品。
10m 10発グルーピングは31.4mmとかなりタイト!!
シューティング競技にも十分使えます。

ダストカバーはチャージングハンドルに連動して
パカッと開き、ダミーボルトカバーが後退位置で
ロックされてバレル同軸ドラム型のHOPダイアルを
調整可能。
HOPダイアルはクリックは無しですが、適度な
固さがあり、狂いにくい定番のタイプですね。
鮮やかな赤のチャンバーユニットが目を引きます。

ボルトキャッチを押し込むとダミーボルトカバーが
チャキン!と閉じる小粋なギミック付き。
HOPは調整幅も広く、ピッタリ決まると30m先までかなり
フラットに近い弾道で弾が素直に飛んでいきます。
20mまでは100mmサイズのターゲットを狙い撃ち可能
30mでもおおむね200mm前後に集弾という、
サバゲーユースにピッタリの安定性能でした。
30m マルイ0.25g 5発 グルーピング

その他、電子制御ユニットはトリガーとセレクターを使った
各種設定変更も可能。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回=
発射モード変更
セレクターの位置による発射モードを任意で切り替え可能。
上記のトリガー&セレクター操作後、もう一度フルに入れて
電子音1回=セミ&フル
電子音1回鳴った後トリガー1回引き→電子音2回=セミ&バイナリー
※バイナリーはトリガーを引いて1発、戻した時にも1発発射するモード
最初のトリガー&セレクター操作後(以下省略)
トリガー3回引き→電子音3回
=セミ&セミ
※サバゲーのセミ限定戦やフル禁止のシューティングマッチで便利
操作後トリガー4回引き→電子音4回
=セミ&バースト
という具合に使うシチュエーションに合わせて変更できます。
その他各種設定は下記の通り。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→もう1回トリガー引く
→電子音2回=プリコッキング変更
※こちらは先述のクイックアクセスによるプリコックマニュアルモードが
最適との事で、プログラミングモードによるプリコック変更は
必要無しとの事。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→2回トリガー引く
→電子音3回=バッテリー保護モード変更
※こちらもデフォルトでLipo 3,2V Warningモード
(バッテリー定電圧で警告を発し通電カットする)なので
変更の必要無し
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→3回トリガー引く
→電子音4回=アクティブブレーキ変更
※デフォルトで1=Adaptive(最適化モード)となるので
変更の必要無し
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→4回トリガー引く
→電子音5回=アドバンスモード
トラブル診断、デフォルト設定へのリセットなどを選択可能ですが、
いじる必要無しとの事。
このモードでトリガー感度変更という項目がありますが、
ASTER用のカスタムトリガーを別途購入の必要あり。
また各モードに「GCS Setting」という項目があり、
専用アプリをスマートフォンにダウンロードして接続すれば
より本格的で細かい調整も可能だそうです。
メーカーの主旨としては、セレクター&トリガー操作で
アプリ不要のクイックセッティングが出来るので、
電子トリガー機種経験者の方はもちろん、初めて
電子制御エアガンを撃つ方にも気軽に高いレスポンスなどを
楽しんでもらいたいとの事だと思います。
製品には上記各モード一覧表やクイックアクセスの方法を
記したカード、3か月の製品保証書も付属。
海外メーカー生産製品ですが桑田商会がEMG JAPAN(KA)として
万全の製品サポート体制を構えているので、
安心して使えるのも魅力です。


レビュー動画では本記事に記載の各項目をよりわかりやすい
映像で解説している他、いつものタゲわんの10mレンジはもちろん
30mレンジを持つBATON RANGE様に出張(?)撮影で
遠距離HOP性能などもバッチリ検証してます!
ぜひご覧ください!
タゲワンYoutubeチャンネル
【EMG JAPAN(KA) SOCC 10.5" AEG BK】レビュー
まとめとしては、一見派手さの無い手堅いモダンARカスタムながら、
これ一挺でサバゲーから各種シューティング競技まで、
高いパフォーマンスを発揮できる質実剛健な
ハイスタンダードモデルという印象でした。
特に、めんどくさがりなスタッフすえでも簡単に扱える
GATE ASTER SE電子制御ユニットが標準装備という事で、
だれでも気軽に高性能電子トリガー電動ガンをたのしめるのも
最大の魅力ですね!

今回サンプル品をお貸し頂きましたEMG JAPAN(KA)様
ならびにレビュー動画撮影でご協力頂きました
桑田商会様、BATON RANGE様にお礼申し上げます。
有難うございました。

こちらのSOCC 10.5" AEG BKは、おさわり可能な
サンプル品として2025年1月中まで
TARGET-1新宿店に展示してますので、
気になる方はぜひ実機の高スペック振りを試しに来てください!
…という事で2024年のガンレビュー記事は最後になるかと思いますが、
2024年もTARGET-1をご愛顧頂きありがとうございました。
8年営業したTARGET-1新宿店が新宿マルイメンに移転となるなど
変化もあった年でしたが、当店をご利用くださる皆様のおかげで
秋葉原店含めなんとか年越し出来そうです。
微力ではありますが2025年も皆様の楽しいエアソフトライフを
盛り上げていく一助となれば幸いです。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
よい年末年始をお迎えくださいね!
年の瀬も押し迫ってきましたが
いかがお過ごしですか?
お風邪など十分お気をつけて年末乗り切ってくださいませ。
さて今回はガンレビュー、久々の長物編!
EMG JAPAN(KA)
TROY Industries SOCC 10.5" AEG-Black
のご紹介です。

EMG JAPAN(KA)とは…!?
トイガン関係の卸で有名な老舗、有限会社桑田商会と、
台湾のV productionが業務提携を結んで
2024年に誕生した国内向けニュー・ブランドです。

EMG(Evike Manufacturing Group)の名前は皆さん
ご存じかと思いますが、各種トイガンの公式ライセンス等を
持つワールドワイドな販売会社で、欧米、アジア問わず
様々なエアソフトガンメーカーとタッグを組んで
多くの製品をリリースしてきたブランド。
EMG JAPAN(KA)はそのEMG名義の元、
台湾の有名エアソフトガンメーカー
KING ARMSの優れた製品を日本国内用にリセッティングして
桑田商会がお届けするプロダクツです。
EMG JAPAN(KA)公式ホームページはこちら
https://www.emgjapan-ka.com/
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介の
TROY Industries SOCCは実銃カスタムメーカー
「TROY Industries」の公式ライセンスの元製作された
ハイスタンダードカスタムAR電動ガンとなります。
EMG JAPAN(KA)ブランドの記念すべき第1弾という事で、
TROY Industries SOCCはカラーやバレル長の異なる
バリエーションが一挙6種登場。

カラーはM-LOKハンドガード、グリップ、ストックが
ブラックとDark Earthの2種、
バレル長は各カラー毎に7.6、10.5、15インチがあります。
スラリとスマートな15インチ、汎用性の高い10.5インチ、
サバゲーで取り回し抜群の7.6インチと
よりどりみどりですね~
今回はその中からオーソドックスで王道な
SOCC 10.5" AEG-Blackをお借りできましたので
早速レビューしてみたいと思います!!

製品詳細ページはこちら
https://www.emgjapan-ka.com/troy-socc-10-5-bk
精悍なマットブラックを纏った外観。

EMG JAPAN(KA)公式ページより転載
メーカー希望小売価格 56,800(税込)
スペックは以下の通り
●全長:719 - 783mm (ストック調整可能)
●重量:2560g
●インナーバレル:約275mm
●装弾数:250発(付属スプリング給弾マガジン)
●動力源:7.4v LiPoバッテリー推奨
(ショートスティックタイプ推奨・Tコネクター・後方配線)
●参考初速:80-89 m/s (0.20g使用・適正ホップ時)
●参考サイクル:15.0rps (7.4v仕様)
※使用するバッテリー性能によって異なります
●メカボックス:Ver.2 (8mmベアリング・CNC高強度ギア)
●電子トリガー/MOSFET:ASTER SE
●フルスチールラックギアピストン
●クイックチェンジスプリングガイド
●モーター:ネオジムハイトルク (ロングタイプ)
●マズル:14mm逆ネジ (CCW)
●発射モード:セミ / フルオート / セーフティ
※GATE ASTER SEによるモード変更可
●ホップアップ:可変ドラム式
モデル名の「SOCC」とは、
Special Operations Compatible Carbineの略で
TROYの特殊作戦対応カービン開発プロジェクトから派生した
タクティカルカービンです。
まず目につくのがTROYの刻印も誇らしげなハンドガード。
こちらはSOCC Battle Rail M-LOKを再現したもの。
たくさん開けられた放熱ホールからは精密に再現された
ガスブロックやカスチューブも見えます。

レシーバーから続くTOPレイルの刻印や
レシーバー取り付け部付近の
複雑な面取りシェイプもクールです。


TROYタイプ Medievalフラッシュハイダー
くの字型のスリットとスパイク形状の先端が
ユニークです。

ハイダー取り付け部は標準的なM14逆ネジ仕様。
サプレッサーやトレーサーなど各種マズルデバイスにも対応。

製品にはTROY Battle Sight タイプの
フォールディングサイトが付属。

フロントは専用工具で上下、
リアはダイアルで左右調整が可能。

リアサイトのホールは大小のプレート切り替え式。
サイトピクチャーはこのとおり。
アイアンサイトでもある程度精密な射撃が可能です。

アウターバレル、ハンドガード、レシーバーは
アルミ製で剛性もバッチリ!
ガッチリ構えてもぜんぜんヨレ、軋みがありません。
2,5kgの重量も重すぎず、軽すぎずで
10,5インチバレルと相まって取り回しも良さそう!
レシーバーにもTROY刻印。
デザインはオーソドックスなM4タイプとなります。


このモデル特徴の一つがグリップ。
形状こそ普通ですが、表面に施された独特な
テクスチャーでホールド時の食いつき度が格段にUP。

ストックはアームブレイスタイプ。
いわゆる実銃で米国ATFの長物規制を回避するために、
ストックではなく腕の固定具と言い張るためのパーツですが、
実質ストックですね(笑)
このアームブレイスタイプはパッド部分が縦長で、
ちゃんとラバーもついておりかなりホールド感良好。
腕に巻き付ける(建前の)バンド付き。
QDスイベルホールもあります。

通常のストック同様 段階付きで長さ調節可能。
市販の他のストックに交換もできます。

バッテリーはストックパイプ内に収納。
Tコネクター仕様でバッテリーは7.4v Lipoバッテリー対応。
配線を収めるスペースを考慮して
ショートスティックタイプ推奨との事です。

マガジンはスプリング給弾式ながらなんと250発の
キャパシティーを誇ります。
その他市販のスタンダードM4系マガジンも
使用可能。

レシーバーTOPレイルとM-LOKハンドガードにより
拡張性もバッチリ。
ドットサイト、フォアグリップを搭載してみました。
かっこよさマシマシ!

さていよいよ撃ってみましょう!
ますは初速。
マルイパーフェクトヒット0.2g使用で適正ホップ時
最低89.43 最高91.20 ±1.77
10発平均 90.32mps 約0.82ジュールと、スペック表記とほぼ同じ。
バラツキも少なく安定度高いです。
連射レートは981rpm 秒間約16発
※満充電 7.4v 1200mAh 25~50C SFA Lipoバッテリー使用時
フルオートも早すぎず遅すぎず、メカボのギアノイズもなく
安定感あり。
サバゲーでも使いやすいサイクルですね!
そしてこのSOCC AEGシリーズの真骨頂ともいえる
標準で電子トリガーシステム
「GATE ASTER SE」が搭載のハイスペック仕様。
現在では電動ガンの標準装備ともいえる電子トリガーですが、
このASTER SEは下記の様々な設定が出来る
多機能が特徴。
・プリコックON/OFF設定(オートorマニュアル)
・発射モード変更設定
・バッテリー保護回路設定
・アクティブブレーキ設定
出荷時はプリコックOFF
残弾ゼロ確認状態でセレクターをセミに入れ
1回トリガーを引き、2秒以内にフル→もう一度セミの
順に動かすと、モーターが2回振動して
「プリコック AUTO」モードになります。
セレクターをセミに入れ
1回トリガーを引き、2秒以内にフル→もう一度セミ
さらにもう一度フルの順に動かすと、モーターが3回振動して
「プリコック マニュアル」モードになります。
プリコックマニュアルモードは各個体に合わせて個別に
工場出荷時に最適化設定されているとの事。
プリコック設定後数発撃つとピストン後退位置で
停止してプリコックからの発射サイクルになります。
EMG JAPAN プリコック公式説明動画
プリコックでの使用前提にセッティングしてるので、
ノンプリコック状態だとバネ鳴り等が若干あるとの事。
ぜひ撃つ時は毎回プリコックにしてハイレスポンスを堪能してください!
実際にプリコック無し/ありで撃ち比べてみると、
プリコックONの方が、モーターが「ウィッ!」と動くタイムラグが
体感でも短くなり、スパスパ軽快に撃てますね!

遊び終わって保管時は、スプリングのヘタり防止で
必ずプリコック解除をします。
セレクターセミ→トリガ1回引く→素早くセレクターオートにセット
=モーター1回振動でプリコック解除となります。
今回のレビューでは主に7.4V 1200mAh 20~50C Lipoバッテリーを
使用しましたが、ASTER SEには
・過電圧保護
・過電流保護
・オーバーロード負荷制限など
各種保護回路が設定されているので、
試したところ7.4V 1500mAh 85~150Cの
高Cレートバッテリーを使っても正常作動。

ユーザーが高Cレートバッテリーを使用しても壊れないように
プリコックも最大値を高レートバッテリーに合わせてあるとの事です。
トリガーも適度に重く、クリック感こそないものの
シア式のようにグッとファーストステージを
引き絞ってから最後のひと引きで発射という感じなので
競技系で正確に撃ちたい時も発砲タイミングを取りやすいです。
発射タイミングがとりやすくプリコックによる
ロックタイム(トリガー引いてから発射までのタイムラグ)が
短いので命中精度も一級品。
10m 10発グルーピングは31.4mmとかなりタイト!!
シューティング競技にも十分使えます。

ダストカバーはチャージングハンドルに連動して
パカッと開き、ダミーボルトカバーが後退位置で
ロックされてバレル同軸ドラム型のHOPダイアルを
調整可能。
HOPダイアルはクリックは無しですが、適度な
固さがあり、狂いにくい定番のタイプですね。
鮮やかな赤のチャンバーユニットが目を引きます。

ボルトキャッチを押し込むとダミーボルトカバーが
チャキン!と閉じる小粋なギミック付き。
HOPは調整幅も広く、ピッタリ決まると30m先までかなり
フラットに近い弾道で弾が素直に飛んでいきます。
20mまでは100mmサイズのターゲットを狙い撃ち可能
30mでもおおむね200mm前後に集弾という、
サバゲーユースにピッタリの安定性能でした。
30m マルイ0.25g 5発 グルーピング

その他、電子制御ユニットはトリガーとセレクターを使った
各種設定変更も可能。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回=
発射モード変更
セレクターの位置による発射モードを任意で切り替え可能。
上記のトリガー&セレクター操作後、もう一度フルに入れて
電子音1回=セミ&フル
電子音1回鳴った後トリガー1回引き→電子音2回=セミ&バイナリー
※バイナリーはトリガーを引いて1発、戻した時にも1発発射するモード
最初のトリガー&セレクター操作後(以下省略)
トリガー3回引き→電子音3回
=セミ&セミ
※サバゲーのセミ限定戦やフル禁止のシューティングマッチで便利
操作後トリガー4回引き→電子音4回
=セミ&バースト
という具合に使うシチュエーションに合わせて変更できます。
その他各種設定は下記の通り。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→もう1回トリガー引く
→電子音2回=プリコッキング変更
※こちらは先述のクイックアクセスによるプリコックマニュアルモードが
最適との事で、プログラミングモードによるプリコック変更は
必要無しとの事。
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→2回トリガー引く
→電子音3回=バッテリー保護モード変更
※こちらもデフォルトでLipo 3,2V Warningモード
(バッテリー定電圧で警告を発し通電カットする)なので
変更の必要無し
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→3回トリガー引く
→電子音4回=アクティブブレーキ変更
※デフォルトで1=Adaptive(最適化モード)となるので
変更の必要無し
セレクターセミ→トリガー長引き→電子音1回→4回トリガー引く
→電子音5回=アドバンスモード
トラブル診断、デフォルト設定へのリセットなどを選択可能ですが、
いじる必要無しとの事。
このモードでトリガー感度変更という項目がありますが、
ASTER用のカスタムトリガーを別途購入の必要あり。
また各モードに「GCS Setting」という項目があり、
専用アプリをスマートフォンにダウンロードして接続すれば
より本格的で細かい調整も可能だそうです。
メーカーの主旨としては、セレクター&トリガー操作で
アプリ不要のクイックセッティングが出来るので、
電子トリガー機種経験者の方はもちろん、初めて
電子制御エアガンを撃つ方にも気軽に高いレスポンスなどを
楽しんでもらいたいとの事だと思います。
製品には上記各モード一覧表やクイックアクセスの方法を
記したカード、3か月の製品保証書も付属。
海外メーカー生産製品ですが桑田商会がEMG JAPAN(KA)として
万全の製品サポート体制を構えているので、
安心して使えるのも魅力です。


レビュー動画では本記事に記載の各項目をよりわかりやすい
映像で解説している他、いつものタゲわんの10mレンジはもちろん
30mレンジを持つBATON RANGE様に出張(?)撮影で
遠距離HOP性能などもバッチリ検証してます!
ぜひご覧ください!
タゲワンYoutubeチャンネル
【EMG JAPAN(KA) SOCC 10.5" AEG BK】レビュー
まとめとしては、一見派手さの無い手堅いモダンARカスタムながら、
これ一挺でサバゲーから各種シューティング競技まで、
高いパフォーマンスを発揮できる質実剛健な
ハイスタンダードモデルという印象でした。
特に、めんどくさがりなスタッフすえでも簡単に扱える
GATE ASTER SE電子制御ユニットが標準装備という事で、
だれでも気軽に高性能電子トリガー電動ガンをたのしめるのも
最大の魅力ですね!
今回サンプル品をお貸し頂きましたEMG JAPAN(KA)様
ならびにレビュー動画撮影でご協力頂きました
桑田商会様、BATON RANGE様にお礼申し上げます。
有難うございました。

こちらのSOCC 10.5" AEG BKは、おさわり可能な
サンプル品として2025年1月中まで
TARGET-1新宿店に展示してますので、
気になる方はぜひ実機の高スペック振りを試しに来てください!
…という事で2024年のガンレビュー記事は最後になるかと思いますが、
2024年もTARGET-1をご愛顧頂きありがとうございました。
8年営業したTARGET-1新宿店が新宿マルイメンに移転となるなど
変化もあった年でしたが、当店をご利用くださる皆様のおかげで
秋葉原店含めなんとか年越し出来そうです。
微力ではありますが2025年も皆様の楽しいエアソフトライフを
盛り上げていく一助となれば幸いです。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
よい年末年始をお迎えくださいね!
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